はじめに。
当方、ネット広告は10年ほどで最近は、自社の若手の育成に加えて、他社代理店様のセミナーとかでお話させて頂くこともあるんですが、
如何せん喋り下手のため、自らの拙い経験の中から少しは役に立つかも?ということを当ブログで書いていこうと思います。
ネット代理店にない、「アナログな強さ」
弊社HPのビジュアルは、アートディレクションをおくりバント社の高山さんにお願いしました。
事前の打ち合わせであーしたいこーしたいと言ってる中で、"社名に因んでベーコンを浮かせる"って話になった時、
「ベーコンは絶対、吊るした方がいいッス」
と言ったのが高山さんでした。
今のご時世、CGといわず、簡単な合成で出来ちゃうものを、わざわざ社長自ら朝ベーコン焼いて持ってきて実際に吊るして撮影しました。
角度とかね、地味に大変なんですよ。(でも、合成では出せないものがある。)
何でこんな話をしてるかと言うと、
氏の発言には、
得意の営業的なアプローチであると同時に、
見え方(見られ方)への強いこだわりを感じたからです。
翻って、広告代理業において最近感じるのが、「効率化」の名の下に、手間を惜しんで本質を見失ってることが多い気がしています。
例えば、web媒体のタイアップ記事広告ってほぼ死んでると思ってるんですが、 逆に、知ってる中で唯一すごいなって思うのが「TABILABO」で、ちゃんと開発担当者に取材の時間もらって記事にしてるんですね。
結果的に、レートが圧倒的に良いしダイレクトでも全然売れる。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありませんし、TABILABOからは1円も貰っていません。
ちゃんと丁寧に作ってると広告主にもユーザーにも評価されるっていう当たり前の話なんですが、割とテクニック論に終始しがちな広告担当者が多い、というのが実情ではないでしょうか。
かく言う当方はバリバリの理系(工学部出身)なのでpsdよりxlsを開いてる方が圧倒的に多く、
※もちろん感覚に頼らないのもめっちゃ大事
独立3年は生きることに必死で、結局は代理店時代と変わらない「事業者サイドの事情」で仕事してたな、という反省がここ1年ほどありました。
でもモノを売るって、もっとウェットなものだと思うし、作り手と伝え手の「熱量」が人を動かすと思っていて、改めて高山社長やTABILABOさんは素敵だなーと。
そんな訳で、もっとネット広告のクリエイティブちゃんと作った方が良くない?というのが設立の背景でして、近い将来、AIに淘汰されることがないよう、頑張っていきたいと思います。
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